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8月に発生したハワイのマウイ島での火災では、わかっているだけでも百名以上の死者が出ている。 ハワイばかりでなく、世界のあちこちで大規模な火災が起きて、カナダでは、日本の37%にあたる面積が焼失したなどというニュースが入ってくる。
起きているのは火災ばかりではない。それまでには経験のないような豪雨による水害や、逆に干ばつによる砂漠化も起きている。 そんな、異常な気象が続いて、人類が生存できる環境としての地球の寿命が尽きようとしている世界が舞台の映画が「インターステラー」(14年)だ。 かつてNASAで働いていたクーパーは、過酷な世界で農業をして暮らしていたが、ある時、娘のマーフの部屋で起こる奇妙な出来事をきっかけに、今は存在しないはずのNASAの秘密基地にたどり着き、そこで行われている人類を救うための「ラザロ計画」に参加することになる。 地球に変わる星を求めて旅立ったクーパーを待ち受けていたのは? 日本では、町がそっくりなくなるというような惨事にこそなっていないが、度々大きな洪水や山火事が起きている。 それらの災害は、地球の温暖化が大きな要因だと言われている。 長い目で見れば逆に寒冷化に向かっているのだなどという話もあるが、ここ何十年かのスパンで見れば、地球が異常気象に向かっているのは間違いないだろう。 人類が他の星を探しに行くようなことにならぬよう出来ることはなんだろう。 2023.9.8 #
by ctkuromame
| 2023-09-15 10:53
「風立ちぬ」から10年。何度も引退宣言をしながら不死鳥のごとく蘇る(?)宮崎駿の新作が公開された。「君たちはどう生きるか」
同名の、生きる意味を説いた吉野源三郎の小説からタイトルを取った作品で、今までの宮崎駿の作品とはかなり趣が違うから、お堅い内容なのかなあと思う方もいるかもしれないが、どうかご安心を。 原作・脚本・監督が宮崎駿自身なのだから、そんなお説教じみた堅苦しいお話になるわけがないのだ。 今までの作品タイトルにしても、宮崎駿自身が気に入ってつけたものではなかったようであるしね。 第二次大戦の最中、空襲による火災で母を失った少年の眞人は、父の再婚相手(母の妹)の大きな屋敷へと疎開してくる。 その屋敷の広い庭の片隅には、今は入り口が塞がれた古い不思議な塔があって…。 一種の冒険ファンタジーなのだが、話が分かりやすいかといえばそうでもない。 監督自身が「訳が分からないところがありました」などと言っている通り、見る人によっていくらでも解釈ができる筋立てではある。 生と死のメタファーで構築された世界、と言ったらますます分かりにくいか。 とにかく、今までの宮崎アニメで描き足りなかった部分をこれでもか、とばかりにぶち込んだ世界。 テイストが近いのは「ハウルの動く城」や「崖の上のポニョ」あたりかな。 ああ、この場面はあのアニメ、ああ、この人はあの人、と宝探しをしながら見るのも一興かもしれない。 2023.8.5 #
by ctkuromame
| 2023-09-15 10:52
市からの緊急通知のメールに「クマ目撃情報」が多くなる季節だが、今年はいつも以上に多いようだ。 北海道では、OSO18という名前からしておそろしげなヒグマが、すでに60頭以上もの乳牛を襲っている。
自然環境の変化で餌が減ったのか、山や森の実り以上に熊などの野生生物が増えてしまったのか、里山の手入れがされなくなって人家に近づきやすくなったのか、いずれにしても人間に対する危険も増えている。 さて、熊の出てくる映画は、結構数がある。野生生物を題材にした、または登場する作品のなかでは、もしかしたら一番多いのではないだろうか? 「子熊物語」(88年・仏)といった熊そのものが主人公の映画から、「マタギ」(82年・日)のように人間と熊の戦いを主題とした映画、はたまた、「くまのプーさん」(91年〜・ディズニー)や「パディントン」(14年・英仏)といったアニメまで、さまざまである。 それだけ、昔から人間と関わりが深い野生の猛獣であり、キャラクター化しやすい動物でもあるということなのだろう。 で、暑い夏の夜に涼しくなる熊の出てくる映画というと「デンデラ」(11年)がいいかもしれない。 話の前半は、姥捨伝説をもとにした「デンデラ」という共同体でたくましく生きる老婆たち(浅丘ルリ子や草笛光子とか)の物語なのだが、後半になって恐ろしい人食いグマと婆さんたちの死闘が繰り広げられるホラーといってもいい展開になっていく。 怖いぞ〜! 2023.7.15 #
by ctkuromame
| 2023-07-21 21:21
「普通の家族でいいのよ」と、お母さんは言いました。
でも、ごく普通の家族にもそれはやってきたのでした。 と書くと、なんだかホラーのようにも思えるけれど、ありきたりの日常に紛れ込んでくる起こりがちな出来事のもたらす痛みを描いているのが「怪物」である。 シングルマザーの早織は 小学生の湊と大きな湖のある町で暮らしていた。 どうということのない日々の暮らしのなかに、早織はふとした違和感を感じるようになる。 それは、湊のちょっとした行動の異変。 学校で何かあった? いじめ? 担任の暴力? その疑問と不安にかられた早織は、ひとり学校へと出かけて行ったのだった。 登場人物たちそれぞれの視点から物語が語り直されていくので、黒澤明の「羅生門」(あるいは、その原作の芥川龍之介の「藪の中」)と比べる感想をよく見かける。描かれない謎がいくつかあるといった…。 その辺は、個人的にはちょっと違うと思う。 説明されなかった謎はなかったと思うから。 映画のなかでは、語られる視点が変わるだけで、食い違う物語は描かれてはいない。 なぜ食い違うように見えるのかもちゃんと描かれていたし(子供たちや教師たちの嘘も含めて)。 山のなかの廃電車の秘密基地の子供たちは、「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカムパネルラを思わせる。 カンヌ国際映画祭で、脚本賞とクィア・パルム賞を受賞。 2023.6.23 #
by ctkuromame
| 2023-06-25 13:57
| 映画の雑貨店
江戸の底辺に住む人間たちの長屋での出来事を描いた映画というと、黒澤明の「どん底」(57年)があったなあ。 一番印象に残っているのは、左卜全演じるお遍路で、彼がただの変なお爺さんではなく、実に名優なのだなと認識を改めた作品。
やはり、江戸の底辺の人々の住む長屋を舞台にしたのが「せかいのおきく」。 黒木華演じるおきくは、浪人者の娘で、寺で手習いを教えながら貧乏長屋で暮らしている。 そのおきくが、ほのかに思いを寄せているのが紙くず買いの中次(寛一郎)だったが、ある日中次は、矢亮(池松壮亮)に誘われて汚穢屋になってしまう。 その当時、江戸の人々の胃袋を満たすための農作物を作るのには、干鰯や油粕をはじめとする肥料が必要だったが、なかでも重宝されたのが江戸から大量に排出される人糞だった。 それを、江戸から周辺の農家に運ぶのが下肥買い、つまり汚穢屋だった。 長屋の大家の大きな収入源は、住人たちの排泄物を汚穢屋に売った金でもあったのだ。 そんな他人から蔑まれるような仕事をはじめた中次だったが、おきくの思いは変わらなかった。 だがしかし、ある日父親に降りかかった事件に巻き込まれて、彼女は声を失ってしまったのだった。 時代は、安政から万延の幕末だが、世の中の慌ただしい動きはあまり長屋の住人の上には影を落としてはいないようだ。 うんこをめぐる物語。だが、美しいモノクロ映画だ。 2023.5.20 #
by ctkuromame
| 2023-06-12 16:04
| 映画の雑貨店
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