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![]() それから30年近く経って、庵野秀明は企画・脚本という形で「シン・ウルトラマン」を作った。 監督は樋口真嗣だが、なかに込められた思いは、やはり庵野秀明のものだろう。 冒頭、かつてのウルトラQやウルトラマンに出てきた怪獣(この映画の中では「禍威獣」と表記される)が暴れまわるが、自衛隊などによって倒されている世界が物語の舞台だ。 禍威獣特設対策室専従班、略称「禍特対」の立場は、自ら武器を手にしたり戦闘機に乗ったりしない、現場での司令塔役である。 そして、ついに人間の手では対処できない禍威獣が現れる。その時突然どこかからやってきたのがウルトラマンだった。 この謎の飛翔体は、果たして地球人の味方なのか敵なのか? というところから話は始まっていく。 全体のテイストは、TVオリジナル版のウルトラQやウルトラマンのなかでも、かなり風変わりな作品を作っていた実相寺昭雄監督風といえば、当時のテレビを見ていた人には想像がつくかもしれない。 庵野秀明自身や他の監督が撮ったら、また違う味になったのだろうな。 2022.5.28 #
by ctkuromame
| 2022-06-10 11:02
| 映画の雑貨店
ロシアによるウクライナ侵攻がはじまって、この映画が記憶の中から立ち上がった人も多いのではないだろうか。 2年前からは、50周年のレストア(修復)版が公開されてもいるから、それで見直した、あるいは初めて見たという人も多いかもしれない。 第2次世界大戦下のイタリア。ジョバンナ(ソフア・ローレン)と兵士のアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、恋に落ち結婚するが、新婚生活を伸ばそうと仮病を使ったアントニオは、懲罰でソ連戦線へと送られてしまう。終戦後、行方の分からないアントニオを探すジョバンナは、彼が敗走中倒れたという話を聞いてソ連のウクライナへとやってくる。 そこで彼女を待っていたのは…。 この映画のなかでも印象的な、ひまわりが一面に咲き乱れる場所にあるイタリア兵たちの墓所のシーンのロケ地には、諸説あってはっきりしなかったのだが、ウクライナ中部のチェルニチー・ヤール村のようだと最近わかったという。 第二次世界大戦後のイタリアの捕虜に対するソビエトの扱いによる犠牲者を隠すために、ロケ地が曖昧にされてしまったようだ。 それもあってか、ソ連時代にはこの映画が上映されることはなかったそうだ。 戦争で幸せになる人間など存在しない。 もし、戦争を始めたことで幸福だと感じるのだとしたら、その存在はすでに「人」を捨ててしまったということでしかないだろう。 2022.4.30 #
by ctkuromame
| 2022-05-16 13:38
| 映画の雑貨店
![]() お母さんは、殺し屋だったのです。 そしてそれから15年…。 「ガンパウダー・ミルクシェイク」の開幕である。 大人になった少女サムは、母と同じように、ザ・ファームという暗殺を請け負う組織の一員となって、命じられた殺しをする日々を送っていたが、ある日、組織の金を盗んだ会計士の男を見つけて金を取り返すように命じられる。 男を見つけたサムだったが、男が金を盗んだのは彼の娘エミリーを誘拐犯から取り戻すためだったと知って彼女を助けに向かい、助けたのはいいが肝心の金を失ってしまう。 その上、そこにサムに息子を殺された犯罪組織のボスの放った追っ手が加わり、サムはエミリーとともに逃走をはじめることになる。 という、ストーリー展開の通り、アクションシーン満載のお話。 そして、男たちにいいように利用されてきた女たちの反撃の物語でもある。 ポップでカラフルそして血しぶきで描くファンタジーといった世界(苦手な方もいるかもしれないが)。 イスラエル出身のパプシャド監督の前作「オオカミは嘘をつく」(13年)をタランティーノ監督が絶賛したそうだが、いろいろなアクション映画へのオマージュも散りばめられた、21世紀版「グロリア」(80年)といった味の一本だ。 2022.4.2 #
by ctkuromame
| 2022-04-03 22:05
| 映画の雑貨店
![]() チャールズ・チャップリンとアドルフ・ヒトラーである。 第一次世界大戦の最中、トメニアの二等兵のユダヤ人の床屋は、乗っていた飛行機が墜落して記憶を失ってしまう。 その時には、すでに戦争は終わっていたのだが、トメニアでは政変が起こり、アデノイド・ヒンケルという独裁者がユダヤ人の迫害をはじめていた。 収容所に入れられてしまった床屋は、トメニア軍の軍服を奪って脱獄した末に、瓜二つのヒンケルに間違えられ、兵士たちの前で演説をすることになってしまうのだった。 ラストのチャップリン(床屋)の6分間の演説で有名な「独裁者」(40年)である。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、「国民の僕(しもべ)」というドラマで歴史教師が大統領になるという役を演じたままに、喜劇役者から大統領となった人物である。 このコラムが掲載される頃、ウクライナの情勢がどうなっているか予想もできないが、一刻も早く平和が戻ることを祈るのみである。 ユダヤ人の床屋は、兵士たちに呼びかける。 「兵士諸君、獣たちには従うな。 人民から奪った権力は人民に戻る」 彼の言葉が、獣たちにも届きますように。 2022.3.26 #
by ctkuromame
| 2022-03-27 19:58
| 映画の雑貨店
![]() 「クライ・マッチョ」 クリント・イーストウッドの最新作である。 かつてロデオのスターだったマイクは、事故や家族の死をきっかけにその座から滑り落ち、今はただの老いた男として生きている。 ある日マイクは、若い頃からの雇い主に、メキシコにいる妻の手から息子のラフォを取り戻してきてほしいと頼まれる。 ラフォを探し出し、アメリカへ戻る旅に出たふたりだったが…。 派手な撃ち合いなどないが、現代を舞台にした西部劇と言っていいだろう。 24歳の時「半魚人の逆襲」(55年)の端役でデビューしたクリント・イーストウッドは、テレビドラマの「ローハイド」(59年〜)でブレイク。 「荒野の用心棒」(65年)などのマカロニウェスタンを経て71年の「ダーティーハリー」で世界的なスターになる。 そして同じ年に「恐怖のメロディー」で監督業にも手を染め、その後アカデミー監督賞に2度輝くなど、数々の名作を世に送り出すことになる。 監督も兼ねる俳優は他にもいるが、彼ほど精力的にしかもできのいい作品を送り出し続けた人間はいないだろう。 稀有な俳優であり、稀有な監督だと思う。 話は少々平凡だし、さすがに91歳の演技には、昔のキレはないが、それでもいいなと思ってしまうのは、彼がクリント・イーストウッドだからだろう。 2022.1.28 #
by ctkuromame
| 2022-03-27 19:56
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