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![]() 彼女たちの本拠地は、北海道の常呂町。日本でも、有数のカーリング人口の多い町だ。 その常呂町の女子カーリングチームが、2002年のソルトレイクオリンピックに出るようになるまでを実話を元にして描いた映画が、「シムソンズ」(06年)だった。 自分の将来について、な~んの展望もない高校3年の和子は、ひょんなことからカーリング女子チームを作ることになる。 まったくの未経験者、和子、菜摘、史江の3人+実力はあるが人とうち解けられない美希のチーム「シムソンズ」が、どう見てもちゃらんぽらんなコーチ大宮とともに、次第にチームととして、若者として成長していく物語。 日の丸を背負ってとかいった重苦しさはなく、最後まで楽しく見られる青春映画になっている。 さて、カーリングが、冬季五輪のたびに人気が出てはまた沈静化してしまう一番の原因は、その施設の少なさゆえだろう。 日本のカーリングが本当に力をつけるためには…海外にはプロもいて、草野球場並にカーリング場がある国もあるのだということは知っておいてもいいだろうと、カーリング経験者の端くれとしては思うのだ。 2018.3.17 ■
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by ctkuromame
| 2018-03-22 14:22
| 映画の雑貨店
![]() 県内にもいくつかの映画祭があったのだが、長く続いているのは、上田と茅野市の「蓼科映画祭」くらいになってしまった。 全国でも、定期、不定期を含めると幾つもの映画祭が開かれているが、規模の大小を問わず長く続けるのはなかなか難しいようだ。 そのなかで、都会のようにマイナーな作品を並べても集客が見込めるというわけではない地方で21年というのは、けっこう素晴しいことだとは思う。 15回目を迎える自主制作映画コンテストも、賞をとった監督たちのなかから、映画界で活躍する人たちが増えてきていて、これからも楽しみだ。 今年は、一日目の18日には、昨年の大ヒットアニメ「君の名は。」という話題作をはじめとして、「はらはらなのか。」「アルビノの木」「東京無国籍少女」「こんぷれっくす×コンプレックス」といった、長野県出身やうえだ城下町映画祭にゆかりのある若手監督の作品をラインナップ。 19日は、ロングヒットで映画の新しい可能性を見せてくれたアニメ「この世界の片隅に」から「モヒカン故郷に帰る」「湯を沸かすほどの熱い愛」といった家族の物語をテーマにした作品が並んでいる。 秋のひととき、日本映画の秀作をお楽しみにぜひお出かけください。 (イラストは、上映作品のひとつ「はらはらなのか」より) 2017.11.18 ■
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by ctkuromame
| 2017-11-24 11:43
| 映画の雑貨店
![]() 華氏451度というのは、紙、すなわち本が自然発火する温度(摂氏にすると、約233度)。 舞台は、情報はすべてテレビなどから伝えられるものだけで、本を読むことがかたく禁じられた近未来の社会。 ファイアマン(本来は、消防士のことだが、この世界では禁書を燃やすのが仕事になっている)のモンターグは、ある日妻リンダにそっくりなクラリスという若い女から手渡された本を読んだことがきっかけで、読書の魅力に引き込まれてゆく。 だが、妻の嫉妬から密告され、自分の本を焼かねばならない立場に追い込まれた彼は…。 原作は、レイ・ブラッドべリの「華氏451度」。 情報統制、思想統制という意味では、オーウェルの「1984」にも通じる世界だ(こちらは、権力側の都合で日々情報が書き換えられる世界だったが)。 まだ、インターネットという概念そのものがなかったころの話だから、今だともう少し複雑なプロットになったかもしれないが、手段の差こそあれ、自分の意志で情報を取捨できないような社会が来るか来ないかは、われわれ個人個人の肩にかかっていることに今も変わりはないだろう。 2017.10.21 ■
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by ctkuromame
| 2017-10-23 19:55
| 映画の雑貨店
![]() 彼の代表作の1本ともいえる「嵐を呼ぶ男」(57年)。 よく取り上げられるドラム合戦の場面だけのイメージだと、喧嘩に強い主人公の、男っぽい映画という感じだが、主人公はかなりのマザコン男だったりする。 確かにナイスガイだが、近ごろの細身のいわゆるイケメン俳優とはかなり違う風貌だし、今の若い人の感覚で見たら、どんな印象を受けるのだろうか? ところで、山国の上田と石原裕次郎というとあまり縁がなさそうな感じもあるが、のちの青春学園ドラマの原点となった映画「青春とはなんだ」(65年)は、上田でロケされた作品だ。 裕次郎演ずるアメリカ帰りの高校の英語教師野々村が赴任して来る田舎の高校が第三中学校の校舎(撮影当時は北小学校に併設されていた)。覚えているよ、という方も多いことと思う。 まさに昭和の大スターだった裕次郎。彼ほどのスケールの俳優は、もう出てこない時代なのかもしれない。 2017.8.5 ■
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by ctkuromame
| 2017-09-11 18:07
| 映画の雑貨店
![]() 一番有名なのは、やはり「未知との遭遇」(77年)だと思うが、あれはどちらかというとファンタジー色の強い作品かも知れない。 シリアスなタッチでファーストコンタクトを描いた作品だと97年の「コンタクト」の評価が高いけれど、それを越えた観があるのが、 今年の「メッセージ」。 原作は、SF小説のオールタイムベスト等にも上げられるアメリカのSF作家テッド・チャン原作の短編「あなたの人生の物語」。 ある日、世界の各地に12体の異星人の乗り物が出現する。 アメリカの言語学者のルイーズと数学者のイアンは、軍の依頼で彼等との意志疎通を図ろうとするが、7本足の異星人とは言語体系が違いすぎてなかなか事態は進展しない。 やがて、人類側の意志も国ごとにバラバラになり、ついには異星人との衝突かという局面に…。 ファーストコンタクトというと、今はどうしても侵略者とのドンパチという作品が多いけれど、こちらは、コミュニケーションとは何か、言語とは何かを主題にした物語。 異星人の言語や複雑な表意文字(とそこに含まれている謎)は、原作そのままの映像化は難しい面もあり、SFファンと、SF的な思考方法になじみのない人とでは、その辺の評価は分かれるかも知れない…といっても、決して退屈な映画ではないのでご安心を。 2017.6.10 ■
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by ctkuromame
| 2017-06-16 21:39
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![]() もともとの話は、フランスの民話。映画化は5回目になる。 最初の映画化は、46年のフランスで、撮ったのは、「私の耳は貝のから 海の響をなつかしむ」という詩でおなじみのフランスの詩人で画家、映画監督でもあるジャン・コクトー。 白黒作品であり、今のようにCGを駆使できる時代でもなく特殊効果も素朴なものだが、それがかえってシュールな味になっており、衣装や美術も素晴しい。 ベルは、都会の裕福な家庭に育った娘だったが、父の所有する船が嵐で行方不明になったために、田舎暮らしの身に。 そして、その船が見つかったにもかかわらず財産を取り戻せなかった失意の父親は、道に迷った森のなかで古い城にたどり着く。 そこで、ベルの欲しがっていたバラを一輪摘んだために、彼は城の主である野獣に命を奪われそうになる。 それを父から聞かされたベルは、父の命を救うために野獣の住む城へと赴く。 そして、彼女を一目見て恋に落ちた野獣と、ベルの運命は? 映画だけではなく、舞台、バレエ、テレビドラマと幾度も作品化されている。 作品によって、少しずつストーリーが異ったりしているが、人は見かけではなく心だというテーマが、いつの時代も見る者を惹きつけるのだろう(現実の世界で野獣と出会ったら、なかなかそんな気持ちにはなれないかも知れないが)。 2017.5.13 ■
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by ctkuromame
| 2017-05-14 18:10
| 映画の雑貨店
![]() 時は一九七三年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を決めた年だ。 地球の上を回りはじめたランドサットが、今まで雲に隠されて見つかっていなかったひとつの島の姿をとらえた。 モナークという研究機関のランダは、渋る上院議員を説き伏せて、その島への地質調査を実現させる。 その護衛に駆りだされたのが、ベトナムから引き上げる直前だったパッカード大佐の部隊。 そして、未知の島の案内人として雇われた元特殊空挺部隊隊員のコンラッドや同行することになった女性カメラマンのウィーバー。 嵐の雲を抜けて島にたどり着いた彼等一行を待ちかまえていたのは… と、ここまでは、細かい設定の違いはあるものの、33年の初代キングコング以来、ほぼお約束の展開。 ただ、違うのは、キングコングをはじめとした、出てくるモンスターたちのスケールだ。 初代のコングが5〜7メートル強(登場する場面によって変わっている)くらいだったのに、ここでは32メートル近くにスケールアップしている。 これは、きたるゴジラとの対決に備えたものではあるのだが、巨神のイメージを強調するためでもあるようだ。 その巨体を活かした他の怪物たちとの闘いは、想像以上の迫力だ。 日本アニメを見て育ったというロバーツ監督の、日本映画へのオマージュもたっぷりと詰まった一本。 2017.4.17 ■
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by ctkuromame
| 2017-05-14 18:02
| 映画の雑貨店
![]() 日本国内だと、やはりキネマ旬報のベスト・テンがいちばん権威がある賞ということになるのだろう。 そのベスト・テンで日本映画の1位に選ばれたのが、先日ご紹介した「この世界の片隅に」。 自分の好きな映画がちゃんと評価されるとやはり嬉しい(キネ旬以外にもさまざまな賞を受賞している)。 一方、外国映画の1位に輝いたのが、「ハドソン川の奇跡」だった。 監督は、今や巨匠といってもいい域に達した感のあるクリント・イーストウッド。主演はトム・ハンクス。 2009年1月、ニューヨーク・ラガーディア空港を飛び立ったUSエアウェイズ1549便は、エンジンにカナダガンの群れを吸い込んでしまった。 いわゆる、バードストライクという事故だ。 機長のサリーは、その非常事態にハドソン川への不時着を選択し、ひとりの犠牲者も出さずに「ハドソン川の奇跡」をなしとげた。 だが、サリーは、その行為に対して国家運輸安全委員会から疑惑を追及されることになってしまう。 実際の事故とその後日譚をもとに映画化された作品。 96分という、大作の割には最近ではかなり短い尺の作品だが、飛行機の不時着シーンを繰り返し見せながら、その度にそのシーンに違う意味を持たせていく手法は、やはりお見事というしかない。 イーストウッド、巨匠というより、名人芸といった方がいいかもしれない。 2017.2.4 ■
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by ctkuromame
| 2017-02-17 17:56
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![]() 鳥インフルエンザで鶏が何万羽も処分されたり、動物園の飼い鳥や野鳥のなかでもインフルエンザで死ぬ個体が見つかっている。 昨年暮れには、大町の山岳博物館で、絶滅が危惧されているライチョウが逃げ出すという騒ぎがあった。 絶滅といえば、絶滅したはずの恐竜が姿を変えたのが鳥だという話もある。 かわいい小鳥も、元は恐竜だと思うとちょっと見方が変わるかも。 さて、鳥の出てくる映画というと、何といってもヒッチコックの「鳥」(63年)が今でも筆頭になるだろう。 現在の感覚で見たら、特撮もごく素朴だし、ストーリー運びも冗長な感じがしないでもないが、この手のパニックムービーの元祖としての地位は揺るがないところだろう。 「サンフランシスコのペットショップで、ミッチという弁護士と知りあったメラニーは、彼の探していたラブ・バードを手に入れて彼の住む港町へとやってくる。 そこで彼女を待ち受けていたのは、徐々に数を増やし、やがて人間を襲いはじめるカモメやカラスや小鳥たちだった」 学校の校庭で煙草を吸うメラニーの後ろのジャングルジムに、次第に数を増やしていくカラスが不気味だ。 何故鳥が人間を襲うのか最後まで明かされぬまま映画は終わる。 絶滅を危惧される鳥も多いが、その原因を作っているのは人間だ。いや、鳥ばかりか、人もいっしょに絶滅危惧種に指定される日も遠くないのかもしれない。 2017.1.21 ■
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by ctkuromame
| 2017-01-24 09:27
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![]() 7月に公開された「シン・ゴジラ」の快進撃にはじまり、続いて8月に公開された新海誠監督の新作「君の名は。」は予想を越えた大ヒットを記録し、その流れはさらに海外へと広がりつつある。 「秒速5センチメートル」(07年)をはじめとする新海誠ワールドを見てきた人間には、多少メジャー狙いが強すぎるようにも思えるけれど、これで監督の活躍の場が広がれば、それもまた楽しみではある。 そしてまた、年末になって「この世界の片隅に」という作品が登場した。 ネットで出資者を募る、クラウドファンディングという方法で資金の一部を集め、待たれていた原作のアニメ化が実現した作品だ。 主人公のすずという女性の声を演じているのは、芸能界のよく分からない事情で「のん」に改名した能年礼奈。 彼女の声にのせて、戦中から広島の原爆投下、そして戦後へと、主人公を中心とした庶民の日常が、悲劇的な時代を背景にしながらも、けっこうのほほんとしたタッチで描かれてゆく。 上映館の数も少なく(長野県内は1館)、何故かメディアもほとんど取り上げなかったこの作品は、ネットでの口コミなどで次第に観客を集めてヒットに繋がっていった。今年になって上映館も増えるそうだ。 リアルな日常を舞台にしながら、アニメでしか描けない物語を作り上げたこの映画は、この世界のすべての人に見てもらいたい傑作だと思う。 2016.12.31 ■
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by ctkuromame
| 2017-01-07 11:56
| 映画の雑貨店
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